Second Light
「まあ、ちょっと色々な。」
「色々じゃわかんないんだけど。」
慎は呆れた声を出しながらも、瞳に力が入っている。
何と無く察しているよぉだ。
「詳しくは後で話してもらうけど……それにしてもみくるちゃん、可愛いね。」
慎は視線の先をみくるに変えた。
さすがに俺も、みくるがツンデレだとは思わなかった。
「つうか、そっちこそ昨日は後輩と何を話してたんだ?」
「ああ……昨日のことね。
陽 (よう) 達が調べてるらしいんだけど、最近急にでかくなったチームがあるらしいんだ。」
つまり、そろそろ狼神も狙われるわけだ。
「陽なら大丈夫だろ。
なんてったって俺が見込んだ男だぞ。」