紅炎と雷炎 ②
あたしが“殺した”のに、忘れちゃダメじゃん!
美樹「ごめん、りょーちゃん。 あたしが奪ったのに…忘れててごめん」
稜「違います!!! 美樹さんのせいじゃありません! みんなもそう思っているはずです!」
りょーちゃんは叫んだ。
美樹「…りょーちゃん。 あれはあたしのせい」
謝っても謝りきれない罪をおかしたんだ。
…っ! ヤバイ!
手が、震えてきた。
美樹「…っ、~~!」
手をぎゅうっと握りしめる。
そうすると、りょーちゃんがあたしの手を引いた。