紅炎と雷炎 ②


この門は実際にどうってことない。


でも…


本当に飛んでいいの?


なんで、飛べるか理由を言わなきゃいけなくなる。


どうしよ…


言いたくない!


言ったら、軽蔑される。


離れていっちゃう!


そんなの、絶対に嫌だ!!!


陣「美樹、どうした?」


陣があたしの顔を覗き込んできた。


美樹「……何でもない」




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