紅炎と雷炎 ②
…どうしよう。
また大切な人と離れなきゃならないのかな?
あのときみたいに…
いや、ダメだ。
今、りょーちゃんもけんちゃんもいないんだ。
雷炎のみんなには迷惑はかけられない。
美樹「…行こっか。 飛ぶんでしょ? 見てな。 あたしにこの門は余裕だから」
タッ、ピョン!
あたしは少しの助走で門を飛び越えた。
美樹「陣たちも早くおいでよ!」
そうあたしが声を掛けると、陣、陽、晃、翔、千尋の順で門を飛び越えた。
うん、流石だね。
全国一だもんね。
…やっぱ、これはダメだったかな?
陣「なぁ、美樹。 なん「ゴメン、まだ言えない」」