紅炎と雷炎 ②


~10分後~


プルルル、プルルル…


電話がなった。


翔「誰の?」


…この音


ガサガサガサ…


あたしは鞄から自分の携帯をだしてディスプレイを見た。


美樹「あ、あたしだ。 しかも送信してきたのけんちゃんだし…」


あたしがそう言うと、急にみんなが慌て出した。


陣「は、早くかけ直せ!」


晃「そ、そうだ! 早くしろ!」


こんなに動揺する陣は初めて見たかも♪


得したね!


ま、晃はこんなもんだし (笑


みんなから、早くしろと言われたのでけんちゃんにかけ直した。


プルルル、プルルル…ガチャ


美樹「あ、もしもしけんちゃん?」


堅『どーした?』


美樹「さっき電話したでしょ? それで、みんなが早くかけ直せっていうから、わ・ざ・わ・ざ、かけ直してあげたの (黒笑」


堅『(電話越しでも殺気を感じるなんて…) あ、あぁサンキューな。 でも、お前らもう体育祭の開会式の時間なんだぞ?』


時間?
もう、そんなじかんなの?


美樹「ふ~ん、分かった。 ありがと、じゃあ行くよ」


堅『ああ、待ってる。 けど、出来るだけ早く来いよ?』


美樹「了解」


プチッ


< 37 / 105 >

この作品をシェア

pagetop