紅炎と雷炎 ②


晃「くそ~!!! なんで、あんな早ぇんだよ!」


美樹「さ~、なんででしょう~」


もともと、昔から走るのだけは得意だったんだよね!


美樹「そんな事より、次の種目は?」


陽「100メートルハードルだよ」


美樹「へぇ~、誰か走る?」


陽「俺と陣だよ」


おお~


美樹「二人がハードル…」


なんか、面白いかも!


陣「なんだ? 文句あんのか?」


口調はきついけど、言い方が優しいから笑っちゃう。


美樹「ん~ん、ないよ! 頑張ってね」


あたしがそうニッコリ笑うと、


陣「(////////かわっ///)」


真っ赤になった。


美樹「風邪? 大丈夫、陣。 走るの止めとく?」


陣「(ほんと、こいつは無自覚だな)いや、大丈夫だ」


本当に大丈夫かな?


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