紅炎と雷炎 ②
美樹「みんな!!! ちょっと聞いて!!!」
みんな、あたしが勢いよく入ってきたのが驚いたのか、驚いている。
美樹「ちょっと、驚いてる場合じゃないんだって!」
陽「み、美樹ちゃん! 少し落ち着いて…」
そう、言われ少し冷静になるあたし。
一度深呼吸をして、
美樹「スーハー…、落ち着いた」
陽はよし、とでも言うように、今まで持っていたあたしの肩から手を離した。
美樹「いい? よく聞いて、今からここに死龍が攻めてくる」
雷炎「「「は?」」」
美樹「いま、けんちゃんもとい、理事長から聞いたんだ」
陣「…なんで、理事長がそんなこと分かんだよ」
みんな、うんうんと首を縦に振る。
え? もしかして…
美樹「けんちゃんがもと紅炎の元総長だったって知らなかったの?」
まぁ、あたしもだどね。