紅炎と雷炎 ②
サササササ……
確か千尋はこの辺に……いた!
てことは…
あたしは目だけを動かして辺りを見回した。
あいつ…っ!
ナイフを持っていたやつはもう、千尋の真後ろにいてナイフを振り上げていた。
美樹「千尋おぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!」
あたしは千尋の名前を叫んでもうダッシュ!
ナイフを振り上げていたやつはあたしの叫びで固まっていたが…。
次の瞬間ふり下ろした。
ふっ、この距離なら間に合う。
ガシッ!!