紅炎と雷炎 ②


美樹「なんで、陽が舞龍に感謝してるの?」


陽「だって、俺は直接舞龍に会ったことはないけど、陣と舞龍が会わなかったら、俺はここにいない。 もしかしたら、さっき攻めてきた死龍にいたかもしれない。 俺をここに誘ってくれたのは陣だから」


……嬉しいな。


自分のやったことは間違いじゃないってのはやっぱり嬉しい。


美樹「雷炎に出会えてよかったね。 ………あたしも雷炎に出会えて本当に幸せだよ」


あたしがそういうと陽は今までにないくらい幸せそうに笑った。


でも、ごめんね。
その舞龍がこんなやつで……
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