紅炎と雷炎 ②


千尋「美樹は凄いよ…」


初めて美樹ってよんでくれた…


美樹「何で?」


千尋「だって、俺たち誰も女に自分の過去を話したことなかったんだよ? それなのに俺たち全員から過去をきいたんだ。 こんな異例初めてだよ。 それに俺から過去を話すとは思わなかった…」


美樹「ふふ…、あたしも全員から過去を聞くとは思わなかったよ」


千尋「…そうだよね。 誰にも分からなかったよね…。 ねぇ、美樹」


美樹「何?」


千尋「ありがとう、俺の過去を聞いてくれて。 笑わないでくれて…」


美樹「言ったでしょ? 千尋の過去を、がんばって話してくれた過去を笑うわけないって!」


千尋「うん…。 もう少しこうしててもいい?」


美樹「いいよ」


やっと、心を開いてくれたかな?


でも、これから心をとざされるかもしれないけど…


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