紅炎と雷炎 ②
Ⅶ
~10分後~
美樹「千尋、もういいかな?」
千尋「……うん。 もういいよ!」
うわっ!
必殺殺人スマイルがあたしに向けられてる!
やばい…
これは本当に死んでしまうくらいかわ…って!
そんなこと思ってる場合じゃなかった。
美樹「じゃあ、最後はあたしだね」
陣「本当にいいんだな」
美樹「大丈夫だよ。 だけど、何から話せばいいかわかんないから、みんなが気になってることを言ってくれないかな?」
陣「気になってること…?」
美樹「うん」
陽「じゃあ、なんでハッキングしても情報がでないか教えてくれない?」
美樹「OK。 それは、あたしのハッキングの腕が世界№1だからだよ」
陽「は?」
美樹「だから、あたしは零だって言ってんの」
陽「本当に…?」
美樹「うん」
陽「でも、なんで?」
他のみんなはびっくりしすぎて唖然としちゃってる…。
美樹「それはね…」