向日葵。
「だってだって!川口君と水のかけあいっこだよ!
恋人がすることじゃん///もぉ~///」
なぜか照れてきた。
あのあとも浴びまくって結局二人ともびっしょびしょ。
まだ本格的な春でなくて、少し風が吹く季節なのにあんなに浴びたのは間違いだったかな。
でもでも、楽しかったからいいもんね。
「まぁでも、夏音にしては頑張ったね」
「でしょ?!でしょでしょ?!」
「ぁ~、前言撤回。
そういえば川口から誘ったんだったね」
「そうだけどさぁ...あたしも頑張ったもん」
「はいはい」
冷たいなぁ...
咲は話し終えると、ノートに向き合ったけど
あたしは勉強なんてできっこない。
川口君が頭にこびりついて離れないんだもん。
公式なんか頭に入りませーん。