「俺様くん、プリン買ってきました!!」
たが、そんな彼だってもう大人だ。

無造作ヘアーに黒縁眼鏡。

一見紳士だが中身はただのチャラ男だ。

そしてムカつくがイケメンだ。


脳内で悔しがっていると、ガラッと扉が開く音がした。



「九条せんせぇ、気分悪いから休ませて?」



来た。九条蓮(くじょう れん)ファンクラブの会長さん!

上目使いでれんれんを落とすってか?!


「だーめ。顔色もいいし、熱もなさそうだし授業出てきなさい」


「はーい…」


残念そうに会長は保健室を出ていった。


そして何故か一瞬私を見て鼻で笑った気がする。
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