「俺様くん、プリン買ってきました!!」
「どこほっつき歩いてんだよ」


かれこれ探し回って1時間近くたった。

花火も始まり、人も増えて余計に探しづらくなった。


どんどん多くなる人混みの中、あの馬鹿の姿を探す。


あいつは目立つからすぐ見つかると思ってた。

何つーか、オーラ?的なのが目立つ。馬鹿なオーラが。


あんまり急かすのも良くないと思い一度休憩がてらに人が居ないであろう神社の裏側に行った。






行ったら、いた。あの馬鹿オーラ全開なあいつが。一人で。





「ひよ!」



「南?」



馬鹿オーラを出しながら俺の名前を呼んだ。
< 178 / 240 >

この作品をシェア

pagetop