「俺様くん、プリン買ってきました!!」
『私の相棒、イルカのカナコでーす!』


ショーのお姉さんがイルカの紹介をした。


「家のハムスターと一緒な名前だ」


きっと優秀だ。



イルカのカナコはお姉さんの投げた輪っかを見事にキャッチ。


「おぉ。おまえより頭良いな、絶対」


「あれ?何でだろう?なにも言い返せない」



カナコはお姉さんの鳴らした笛の合図で大きくジャンプした。

そして、水しぶきがガッツリ私たちにかかった。


「うはっ!南さんずぶ濡れ!」


「はっ。お前もだろ。俺は水も滴る"良い男"だけど?」


「はいはい。何してもかっこいい南さんですよね、はい」


「棒読みヤメロ」
< 83 / 240 >

この作品をシェア

pagetop