生意気なKiss
「ま、いーや。
実はお前に相談があるんだけどさぁ…」
「は?相談?お前にも悩み事とかあんの?」
「失礼な奴だな。俺にだって悩みくらいあるっつーの!」
「へー。で?」
「…実は俺、さ…」
口をマヌケに開けたまま暫く静止した工藤は
その顔をみるみる赤く染めると
「っやっぱいい!後で言うわ!
お前今日の放課後暇!?」
「はぁ?暇だけど…ここで言えよ面倒くせぇ」
「じゃ久しぶりにメシでも行こうぜ!!」
「えー…」
「じゃぁ後でな!!」
工藤は言いたいことだけ言って、真っ赤な顔したまま自分の席に引き上げていった。
なんだアイツ…?