生意気なKiss
「センパイ!帰りましょー♪」
時は流れ、放課後。
カバン片手にやって来た真木。
「あー悪い。今日友達と飯行く約束しちゃったから無理だわ」
「友達?愛海センパイですか?」
「や、違くて。アイツ」
指差した先には
「おい早くしろよ葛城ー!」と叫んでいる工藤。
「…男…ですか?」
怪訝そうな顔の真木。
「おう!
じゃ、そーゆーことでっ…わ!!」
と、歩き出した瞬間、思い切り腕を後ろに引っ張られて真木の胸にダイブしそうになった。