生意気なKiss





今まで言われたことのないキーワードに、ボトリと手の中のお茶が落ちた。




そ、そそる!?!?





「ちょっ何言っ…っ!?」




最後まで言い終わる前に、首筋に真木の顔が埋められビクッと肩に力が入る。




そのままス、ス、ス、と移動する真木の唇の動きに翻弄される。




触れられたところから熱を持って




どうしようもなく熱い。





「ちょっ…やめっ…」




と叫ぼうとした瞬間、不意に体がはなされた。




振り向くとフッと余裕な笑みを口元に浮かべる真木。




「センパイ顔まっか♪」



「!!!」




だっ…




「誰のせいだよ!!!」





思わず振り上げた手をパシッとつかんだ真木は




「続きは後にして先にご飯、行きましょっか♪」





とスルリと手首からその手を移動させ、キュッと指と指とを絡めた。




その手つきを何となくエロいと感じてしまうあたしはおかしいのだろうか。




ていうか…




続きって何の!?!?








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