生意気なKiss





…コイツの言葉はいつもストレートだ。





真っ直ぐすぎて




…逃げられない。







何て答えたらいいか分からず固まっていると






チュッ





「!?!?」






一瞬頬に触れた柔らかい感触。




もっもももももしかして今!!!





「…すみません、したくなっちゃっいました♪」




「しっしししたくなっちゃったってお前な…!!!」





ここは学校だぞ!?しかも廊下!!!






「まーいいじゃないですか♪口じゃないし?あ、もしかして口の方がよかったですか?」




ばっ




「バカヤロー!!!!!」






楽しそうに笑う真木。









今まで自分のしたいように、自分のペースで生きてきた。





でもコイツといると全く自分のペースがつかめない。




それどころか振り回されている気さえする。






この生意気な年下に





あたしは―――







< 43 / 246 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop