生意気なKiss




予鈴が鳴ってようやくアイツが帰っていくと、愛海が心配そうにあたしの顔を覗き込んで



「爽月ちゃん、翼くんと喧嘩でもしたの?」


「別に…そんなんじゃないよ。

ただあたしはもうアイツに関わらないことに決めたんだ!」



力強くそう宣言する。




「アイツも一週間もすれば飽きるだろ」



「爽月ちゃん…翼くんは本気だと思うよ?」



「え?」



「爽月ちゃんのこと」




< 54 / 246 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop