生意気なKiss
「無理に決まってんだろそんなの!!」
あたしからき、きききききキス、とかっ…
そんなことになったら恥ずかしさで死ねるぞ!あたしは!!
「…そうですか」
真木はハァ、とわざとらしげなため息をつくと
「怖いんですね。
ホントは優勝する自信なんてないんじゃないですか?」
「なんだと!?あるに決まってんだろ!!」
「じゃぁ断る理由なんてないんじゃないですか?優勝すればいいんですから♪」
っく。
思わず言葉に詰まる。
コイツ…挑発してきやがったな!?
「…わかった。
そのかわりお前らが先に負けたら、あたしの言うこと一個聞けよ!?」
焼肉食べ放題奢らせてやる!!!
そんなあたしの決意を読み取ったのか、読み取ってないのか、真木はクスッと笑うと
「勝負成立ですね?」