恋のリハビリをあなたと
「真美ちゃん大丈夫だった?」


「ん?何が?」


例のごとく、彼とお昼ご飯を食べていると、申し訳なさそうに言う彼がいた。


食べるのに一生懸命だった私は、いったい何のことなのかさっぱり理解していなかった。


いや、だって、まだ食べている途中なのに、邪魔されたからね。



「何がって……」


顔を上げて隣にいる彼を見ると、苦笑していた。


「色々言われたんじゃないのか?」


あー、朝からの、嫉妬云々の話ね。


「まー、それなりに?とりあえず、全部無視してたから、今のところ問題ないよ」


「無視って、俺心配してたんだけど。俺もうるさい奴らに攻め立てられたけど……」


彼は何か思い出したのか、溜め息を吐きながら、すごく疲れた顔をしていた。


「んー、お疲れ?」


「何でそこ疑問系?軽いな、マジで。俺のことをもう少し労われよ」


だって、ねぇ。


同僚から聞かれるのは私には関係のない話だし、女性スタッフから聞かれるのも、私には関係ないでしょ?私のせいではないんだし。

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