恋のリハビリをあなたと
彼の話を聞いているうちに、あっという間に、リハビリの昼休憩が終わってしまった。


「ヤバイ、時間だ。じゃあ、俺は先に戻るからな」


時計を見て、彼は慌てて、リハビリ室へと戻っていった。


私はもう少し時間に余裕がある。


1人になったし、のんびりしておこうかな。


彼の背中を見送って、いざ1人になると、ものすごく長かったようで、本当はたった数週間の出来事を思い返していた。


本当に、こんな未来、想像していなかった。
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