恋のリハビリをあなたと
思い返すだけで、暖かな気持ちになれた。


少し前とは違う、明るい気持ちで、午後の仕事へと向かうことにした。


せっかく彼と出会えた場所なのだ。


それだけで、この場所がすごく素敵な場所のように思えて、仕事への意欲も自然と沸いてきた。


「さーて、また仕事に励みますかね」


私も彼が先に潜ったドアへと、ゆっくりと足を進めた。


彼という存在が、私の道標のように思えた。

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