恋のリハビリをあなたと
――ガタっ。
これ以上、、この子達の話を、大地さんの恋愛話を聞いていられなくて、急いで食事を終わらせ席を立った。
「うけるー、あの人も池田さん狙ってるんじゃない?」
「あんなオバさん、無理だっての」
「ウチらの方が若くて、可愛いしねー」
私の行動に明らかに反応しているのが、背後からの声で分かる。
無視を決め込んだ私が気に食わなかったであろうことは、その後も続く中傷から聞いて取れた。
お前らは若いんじゃなくて、ただの子供だっつーの。
あーあ、なんか気分が悪い。というか、イライラする。
こういう日こそ、彼のお弁当に、彼の存在に癒されたいのに。
私は彼女でもなんでもないけど、今、隣に居ない彼が恨めしく思った。