恋のリハビリをあなたと
大地さんは黙っていたかと思うと、急に私の上から身体を起こし、同時に私も身体を起こされる羽目になった。
押し倒したり、引き起こしたり、忙しいこと。
そんなことを呑気に考えていると、気付けは彼の腕の中に居た。
私の視界に映るのは、彼の逞しい胸。
急に縮まった距離に、ドキリと心臓が跳ねた。気持ちを伝えたうえでのこの状況は、すごく恥ずかしく、どうすればいいか分からなくなった。
そして、気付いてしまった。ドクドクと、すごく早い彼の鼓動に。
私にも緊張感が伝わって、けれど鼓動を早くしているのは、私だけじゃないんだと思うと、なんだか嬉しくて、この早い鼓動にすごく安心感を覚えた。
彼の顔が見たくて、顔を上げようとすると、彼が私の頭を抑えてきた。
「悪い。けど、今は俺を見るな」
少しだけ見えた彼は、心なしか顔が赤くなっているように感じた。
もしかして……照れている?
彼の意外な反応に、嬉しくなった。
押し倒したり、引き起こしたり、忙しいこと。
そんなことを呑気に考えていると、気付けは彼の腕の中に居た。
私の視界に映るのは、彼の逞しい胸。
急に縮まった距離に、ドキリと心臓が跳ねた。気持ちを伝えたうえでのこの状況は、すごく恥ずかしく、どうすればいいか分からなくなった。
そして、気付いてしまった。ドクドクと、すごく早い彼の鼓動に。
私にも緊張感が伝わって、けれど鼓動を早くしているのは、私だけじゃないんだと思うと、なんだか嬉しくて、この早い鼓動にすごく安心感を覚えた。
彼の顔が見たくて、顔を上げようとすると、彼が私の頭を抑えてきた。
「悪い。けど、今は俺を見るな」
少しだけ見えた彼は、心なしか顔が赤くなっているように感じた。
もしかして……照れている?
彼の意外な反応に、嬉しくなった。