ルームシェア ─個性豊かな男達に求められて─
中に、はいると席は殆ど満席状態だった。家族連れに、友達同士、恋人同士。
「人気なの?この映画…」
私と玲好君は、指定席に座った。
「うん!雑誌やテレビで何度も紹介される位!」
「へぇ……。なんか、もっと楽しみになってきた!」
「本当に?…なら、良かっ」
「あれー?マジで?!観る映画まで、まさかの一緒?!」
畑中君が、私の後ろに座る。玲好君の後ろには、笠気君。玲好君の左後ろに中野君。
「最悪……」
玲好君が、ため息ついて、呟いた。
「俺達、もしかしたら2人のキスシーン見れ…ゴブッ………」
笠気君が、また玲好君に殴られていた。玲好君は、顔を真っ赤にして肩で呼吸してた。
「れれれ…玲好君?!」
「……………。…………あ、祐希ごめん!!はな、鼻血が………!!!!」
笠気君の片方の鼻から、タラリと鼻血が垂れてきた。私は、急いでバックからティッシュを取り出す。
「あ、あの、ちょっとコッチに来て下さい」
「………………?」
笠気君は、?マークを頭に浮かべながら私の方に来た。私は、さっき用意したティッシュを丸めて、笠気君の顔に少し近づき鼻血が出てる鼻にいれた。
「………、………これで大丈夫で…。……え?!」
笠気君は、顔を真っ赤にしてもう片方の方から鼻血が出てきた。
「ぅわ、鼻血………」
私は、急いで、ティッシュをいれようとしたけど、玲好君に止められた。
「次は、俺がいれるよー……………。優花さん、ティッシュ少しくれるかな………?」
「………う、うん」
「ありがとう」
玲好君は、目が笑ってない怖い笑顔で私を見てくる。私は、2、3枚のティッシュを玲好君にあげた。
「いや、玲好!俺、自分でする!」
笠気君は、ブルブル震えながら言った。
「えー?じゃあ、なんで優花さんの時は、やってもらったの?」
笑顔で話す玲好君は、今までで一番怖かった。
「そ、それは………。……な、何の事か分からなくて……!!!」
「言い訳は良いから、鼻……。かして?」
「嫌だ!絶対に嫌だ!」
「だってさ?俺が、優花さんと誰かが話してるだけでも、嫌なのに…。顔近づけたら、もっと嫌だって……分かるよね?」
ん?なんで……?
「いやいや、見てたら分かるだろ!俺から近づいて無いって!!」
「あ、そう。言い訳ですか。言い訳するんですか」
「本当に言い訳じゃ無い!」
「でも…、鼻血出しましたよね?」
「お前に顔面殴られたからな!」
「違う!もう片方の鼻!優花さんが、近づいて出した鼻血!顔真っ赤にしてたよね?!俺、見逃してないよ!!」
「いやいや、誰でも心乃さんみたいな可愛い子が近づいてきたら、鼻血出すって…!なぁ?心乃さん!」
「いや、私に聞かれても…。……その前に……、私、可愛くないですから!!」
「いやいや、可愛いから!なぁ!玲好!」
「当たり前じゃん!!!」
「え?!ちょっと、玲好君?!」
「今頃、優花さん可愛いよね?って言われても、当たり前しか答えれないよ!!」
「そうだよ!だから、顔が近づいたら、誰でも鼻血は出るんだよ!」
「…………………。………そっか」
「いやいや、玲好君?!そっか…、じゃないよ?!」
私は、玲好君の発言にビックリして、玲好君の発言を否定すると。同時に、映画館の中が暗くなった。
「ほ、ほら、もう映画始まるし…。座ろ?」
「そうだね………」
ふぅ………。一件落着……でも無いけど。ケンカが止まって、良かった。
その後、『日常部の日常』を観て。私と玲好君は、大笑いした。
「人気なの?この映画…」
私と玲好君は、指定席に座った。
「うん!雑誌やテレビで何度も紹介される位!」
「へぇ……。なんか、もっと楽しみになってきた!」
「本当に?…なら、良かっ」
「あれー?マジで?!観る映画まで、まさかの一緒?!」
畑中君が、私の後ろに座る。玲好君の後ろには、笠気君。玲好君の左後ろに中野君。
「最悪……」
玲好君が、ため息ついて、呟いた。
「俺達、もしかしたら2人のキスシーン見れ…ゴブッ………」
笠気君が、また玲好君に殴られていた。玲好君は、顔を真っ赤にして肩で呼吸してた。
「れれれ…玲好君?!」
「……………。…………あ、祐希ごめん!!はな、鼻血が………!!!!」
笠気君の片方の鼻から、タラリと鼻血が垂れてきた。私は、急いでバックからティッシュを取り出す。
「あ、あの、ちょっとコッチに来て下さい」
「………………?」
笠気君は、?マークを頭に浮かべながら私の方に来た。私は、さっき用意したティッシュを丸めて、笠気君の顔に少し近づき鼻血が出てる鼻にいれた。
「………、………これで大丈夫で…。……え?!」
笠気君は、顔を真っ赤にしてもう片方の方から鼻血が出てきた。
「ぅわ、鼻血………」
私は、急いで、ティッシュをいれようとしたけど、玲好君に止められた。
「次は、俺がいれるよー……………。優花さん、ティッシュ少しくれるかな………?」
「………う、うん」
「ありがとう」
玲好君は、目が笑ってない怖い笑顔で私を見てくる。私は、2、3枚のティッシュを玲好君にあげた。
「いや、玲好!俺、自分でする!」
笠気君は、ブルブル震えながら言った。
「えー?じゃあ、なんで優花さんの時は、やってもらったの?」
笑顔で話す玲好君は、今までで一番怖かった。
「そ、それは………。……な、何の事か分からなくて……!!!」
「言い訳は良いから、鼻……。かして?」
「嫌だ!絶対に嫌だ!」
「だってさ?俺が、優花さんと誰かが話してるだけでも、嫌なのに…。顔近づけたら、もっと嫌だって……分かるよね?」
ん?なんで……?
「いやいや、見てたら分かるだろ!俺から近づいて無いって!!」
「あ、そう。言い訳ですか。言い訳するんですか」
「本当に言い訳じゃ無い!」
「でも…、鼻血出しましたよね?」
「お前に顔面殴られたからな!」
「違う!もう片方の鼻!優花さんが、近づいて出した鼻血!顔真っ赤にしてたよね?!俺、見逃してないよ!!」
「いやいや、誰でも心乃さんみたいな可愛い子が近づいてきたら、鼻血出すって…!なぁ?心乃さん!」
「いや、私に聞かれても…。……その前に……、私、可愛くないですから!!」
「いやいや、可愛いから!なぁ!玲好!」
「当たり前じゃん!!!」
「え?!ちょっと、玲好君?!」
「今頃、優花さん可愛いよね?って言われても、当たり前しか答えれないよ!!」
「そうだよ!だから、顔が近づいたら、誰でも鼻血は出るんだよ!」
「…………………。………そっか」
「いやいや、玲好君?!そっか…、じゃないよ?!」
私は、玲好君の発言にビックリして、玲好君の発言を否定すると。同時に、映画館の中が暗くなった。
「ほ、ほら、もう映画始まるし…。座ろ?」
「そうだね………」
ふぅ………。一件落着……でも無いけど。ケンカが止まって、良かった。
その後、『日常部の日常』を観て。私と玲好君は、大笑いした。