サプライズ・サプライズ!!
リビングで
「藤倉さん、今日はお招き頂きありがとうございます。それにナオまで」
春日さんが深々お辞儀。
それに倣い伊勢さん達も。
あら、ナオ君まで。
「頭を上げて下さい。こちらが無理にお願いしたんですから。えっとナオ君だよ ね。こっちが涼で、こっちが陽菜。ナオ君には頼りないだろうけど遊んでやって くれないかな?」
「はい」
ナオ君ニッコリ。
その笑顔を見て陽菜がナオ君の側に行き
「ナオおにいちゃん、ひなとあしょんでね」
あらあら、もう伊勢さんはいいのね。
恭介さん一安心
「ナオおにいちゃん、ぼくも」
涼も陽菜に負けじと。
「うん」
フフフ…
よかった、仲良くなれたみたい。
「さ、お食事にしましょうね。和室の方にどうぞ」
恭介さんが案内して和室へ。
「奥様、お手伝いします」
「すみません。じゃあ運んで頂けますか?」
「はい」
四人でお料理を運び…涼と陽菜はナオ君を挟んで座っている。