サプライズ・サプライズ!!



「これ、全て奥様がお作りになられたんですか?」


「えっ?えぇ。簡単な物ばかりで」


ミツルさん達と話していると


「ママのごはんはおいしいの。ひなもおにいちゃんもパパもだいしゅきなんだ よ。ナオおにいちゃんもしゅきになるよ。だってひなもおてちゅだいしたんだもん」


あらあら、ナオ君に猛アピールね。


「へぇ~陽菜ちゃんえらいね」


「エヘヘヘ…ナオおにいちゃん、オムレチュたべて。ひながまじぇたから」


無理矢理オムレツを押し付けている。


「陽菜、ナオ君に押し付けないの。ナオ君食べたい物を食べたらいいのよ。陽菜 のことは気にしないで」


「はい」


ナオ君はニッコリ笑ってオムレツを食べて


「陽菜ちゃん、おいしいよ」


「うん」


フフフ…ナオ君優しいのね。


パパに似ているのね、きっと。


「さ、皆さん食べて下さいね、飲んで下さいね。よければワインも日本酒も焼酎 もありますから」


「ありがとうございます」


初めは皆さん緊張していたようだけど時が進むにつれてリラックスしてきたみた い。


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