友達以上恋人未満。番外編




「まさかー…
シイちゃん私達のこと疑ってるのぉ?」



リカちゃんがクラスに聞こえるような声で、言った。

まだ教室にいたクラスメートがこっちに視線を向けた。


ひどいねぇー、と取り巻き達も同調する。




ここで争ったらめんどくさいことになっちゃう。

それに、リカちゃん達がやったっていうはっきりとした証拠もないしね。




「穂美、静、行こう。」


そう言って、私達3人は教室から出た。





――――――――――…



今日の体育はバスケ。


私は体操服を忘れたことになって見学。

ステージの上からみんなを見てる。


くっそー、やりたかったな〜…





―――――――キュッ…



シューズが床にすれる時特有の音がした。



ふと、ある人に目がいった。




< 24 / 83 >

この作品をシェア

pagetop