友達以上恋人未満。番外編
☆詩依side☆
――――――――…
「……んー…」
目を覚ますと、私は見慣れた自分の部屋のベッドにいた。
ベッドの近くには、私のスクバがあって、その上には着けてたはずのネクタイが畳んであった。
あれー?
私さっきまで、駅で徹と一緒にいたはずなのにな。
それから記憶が途切れて…?
「徹君がここまであんたを運んでくれたのよ」
「えっ!?」
声のした部屋の入り口の方を向くと、そこには私のお姉ちゃん・舞依がいた。
お姉ちゃんは私の部屋の電気を着けて、ベッドの向かい側の椅子に座った。
「ったく…
駅から家までそんな距離ないのに、なんで眠気を我慢できないかねぇ」
むっ…