友達以上恋人未満。番外編
…すると。
私の下駄箱の前付近に、何人かの女子がいた。
きゅ、
と心臓が一瞬縮まる。
リカちゃん達だ。
やっぱりまだあの人達は苦手だ。
でも、強くならなきゃ。
リカちゃん達を無視して、靴を脱ごうとした
その時。
「シイちゃん…「「「ごめんなさい!」」」」
4人が私に頭を下げた。
えっ!?
えぇっ!?
急に何!?
逆にこわいっ!
のけぞる私に、リカちゃんが口を開いた。
「―――認めるわ」
「えっ?」
「あんたが徹君の彼女だってこと!」
そう言い捨てて、きびすを返してリカちゃんは行ってしまった。
その後を取り巻きが追う。
1人がまた私に振り向いて、
「ごめんね」と謝っていった。
「はぁ…」
朝の昇降口で私は1人固まるのでした…