友達以上恋人未満。番外編

すると徹は首を横に降って、
優しく笑った。



「ならもう大丈夫だ」



きゅん、と胸が鳴る。

ずるいよー、
そんな笑顔。

うつむく私。



「今までよく耐えたな」



徹は私の頭をぽんぽん、と叩いた。


視界がぼやけてきた。
やばい泣いちゃう…



「泣いてもいいよ」

「泣かない」

「目ぇ真っ赤で潤んでんのに？」

「…寝不足っ」



くすり、と徹が笑った。


むー…
子供扱い！？



「なんだよぅー余裕な顔してー！
そんな私の泣き顔が面白いかっ！」



照れ隠しで噛みつくけど徹はさらりと返す。




「うん面白い。すっごく面白い。」



むかーっ！

そーですよー
どうせ私は年中面白い顔ですよーだ！