悪魔と天使
大切なモノ
「自己紹介といこうかの、わしはグラン。種族はノーム。皆からはグラン爺と呼ばれておる」
茶色いオーラを発している長いヒゲを蓄えた初老がお辞儀をする。
「あたしはウンディーネのシズクなのですー」
ぴょんぴょんはねながら、水色のオーラを纏った少女が言う。
「さっきの風に飛ばされていたのはシルフのフウカ。俺はサラマンダーのエン」
「ま、待て!貴様等は使い魔ではなく、四大精霊だというのか!」
信じられん、頭を振る。
四大精霊は人はもちろん、天使や悪魔をも避けて隠れて過ごす。他との交流を完璧に拒絶する種族だ。
だが、しかし。灼熱のバリヤーからの移動は納得出来る。
「俺達ははぐれだ。はぐれ。拾われたんだよ」
エンはぶっきらぼうに言う。
「もちろん、最初は信用などしとらんかったよ」
フォッフォッと高らかに笑うグラン。
ガブリィはまだ信じられなかった。
「さてと、まずお主が帰られぬわけをわしらが話せる程度で話すとしようかの」
茶色いオーラを発している長いヒゲを蓄えた初老がお辞儀をする。
「あたしはウンディーネのシズクなのですー」
ぴょんぴょんはねながら、水色のオーラを纏った少女が言う。
「さっきの風に飛ばされていたのはシルフのフウカ。俺はサラマンダーのエン」
「ま、待て!貴様等は使い魔ではなく、四大精霊だというのか!」
信じられん、頭を振る。
四大精霊は人はもちろん、天使や悪魔をも避けて隠れて過ごす。他との交流を完璧に拒絶する種族だ。
だが、しかし。灼熱のバリヤーからの移動は納得出来る。
「俺達ははぐれだ。はぐれ。拾われたんだよ」
エンはぶっきらぼうに言う。
「もちろん、最初は信用などしとらんかったよ」
フォッフォッと高らかに笑うグラン。
ガブリィはまだ信じられなかった。
「さてと、まずお主が帰られぬわけをわしらが話せる程度で話すとしようかの」