悪魔と天使
強情にそして貪欲に
百年前の天界の天使養育所
ここは転生せずに神に仕える事を望んだ者を子供に戻し、天使にさせる育成所。
二人の少年が言い争っていた。
「俺が神様になるんだー!」
「いや、ぼくだー!!」
二人は95年後に開かれる、神交代の儀のことで言い争っていた。
そこへ一人の少女がやってきた。
「そんなことをいってると神様にはなれないよ」
少女はニコニコと笑っていた。
一人はそっぽを向き、一人は
「そ、そうですよね。ぼくは何をやっているのだろう……」
と言っててへへと笑う。
「二人は神様を目指すの?」
そっぽを向いていた少年が眼を輝かせて言う。
「そうだぜ!男は何事も一番にならなきゃ気がすまない生き物なんだぞ」
優しそうな少年は眼を輝かせている少年をみて、深い溜息を吐く。
「ぼくは違う目的でなろうとしているんだ。あつっくるしいな。君は」
「なにをぅ」
また、いがみ合う二人、そこへ少女がニヤニヤしながら油を注ぐ。
「一人が神様になったらもう一人は天使としてその人に従うんだよね?」
「は?なんで、こいつの従者ならないけないんだ!そんなんだったら悪魔になってやる!」
「ぼくだって!」
そして、二人同時にそっぽを向いた。
ここは転生せずに神に仕える事を望んだ者を子供に戻し、天使にさせる育成所。
二人の少年が言い争っていた。
「俺が神様になるんだー!」
「いや、ぼくだー!!」
二人は95年後に開かれる、神交代の儀のことで言い争っていた。
そこへ一人の少女がやってきた。
「そんなことをいってると神様にはなれないよ」
少女はニコニコと笑っていた。
一人はそっぽを向き、一人は
「そ、そうですよね。ぼくは何をやっているのだろう……」
と言っててへへと笑う。
「二人は神様を目指すの?」
そっぽを向いていた少年が眼を輝かせて言う。
「そうだぜ!男は何事も一番にならなきゃ気がすまない生き物なんだぞ」
優しそうな少年は眼を輝かせている少年をみて、深い溜息を吐く。
「ぼくは違う目的でなろうとしているんだ。あつっくるしいな。君は」
「なにをぅ」
また、いがみ合う二人、そこへ少女がニヤニヤしながら油を注ぐ。
「一人が神様になったらもう一人は天使としてその人に従うんだよね?」
「は?なんで、こいつの従者ならないけないんだ!そんなんだったら悪魔になってやる!」
「ぼくだって!」
そして、二人同時にそっぽを向いた。