ミサンガ
第二章
がちゃ…
「屋上さいこー!」
「またお前らかよ…ここ立ち入り禁止っつたよね?」
「だって屋上好きだもん。」
ねー!と二人で口を尖らせながら言った。
「あれ?なんで屋上に女子が居んの?」
ふと後ろから声が聞こえてきた。
「あたし達におかまいなく♪」
「いや、そうぢゃなくって…」
そう言って、彼は手に袋をぶら下げたまま、
この、イケメンくんの所へと向かった。