水面(みなも)の月
珠姫。


僕は、君に沢山の想い出を貰った。

沢山の感情を知った。

君に、もう会うことは無いかもしれない。
何処にいるか、も探さない。


けど、ひとつだけ。
君に、伝えておきたい。

いや、伝えなければいけない。




僕は、確かに君を愛していました…。




兄弟としてではなく、ひとりの女の子として。

事実を知った今でも、その気持ちが変わることはありません。

永遠に…

君は、水面の月のように、僕の事を惹き付け続ける―…








…end…
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