俺様王子とあたし

さっきの1年にあんなことなんで言ったんだろ。


俺によってくる女なんていっぱいいる。でもあの女がいい。


俺ってこんなんだったっけ?


まぁ絶対俺のものにするし。


そんなことを考えながら俺は目を瞑った。




俺の家は片親、母さんが俺を育ててくれた。


俺が6歳のころに離婚したらしい。


仕事をしながら俺を育てた母さんはすごいと思う。


俺によってくる女はみんな一緒。


暇だから遊んでやる、気が向いたらまた遊ぶ。


女は誰でもいい。


そんな考えだった。




物音がして俺は目をあけた。


「あのー…。」


そこにはさっきの1年。


どうすればいいかわかんないで困ってる。


うわー…、かわいすぎっしょ。


もうちょっとみてたい。


「えっと…、なんでしょうか…?」


「俺は藤沢翔、お前のことが気に入った。俺と付き合え。」


「そんなこと言われても…。」


ん?


「お前の名前は?」


「中岡咲希です…!」


やっぱりかわいい!なんかドキドキしてるし。


絶対俺のものにしてやる!

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