【完】愛し君へ、愛の口づけを
まるで俺に何かを望んでいるかのような言葉。
そして、何かを訴えるような瞳だった。
一体俺に何をしてほしいんだ。
何度自問自答しても浮かんでこない答え。
だから・・・
莉央の為じゃなく、
俺の為の行動とは何なのか。
結論はそこに至った。
二度と誰にも触れさせないように。
誰の目にも映らないように。
俺だけの莉央になるように。
・・・莉央をこの手で終わらせる事を決めた。
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