せつない恋に気づいて
「私、迷惑ですよね。すいません。あっち行きますね。本当にありがとうございました」




俯いたまま立ち去ろうとするとまた手首を掴まれた。





「待って。別に迷惑とかそんなんじゃないからだから・・・ここにいていいから。またなんかあるかもしれないし」




「・・・いいんですか?迷惑じゃないんですか?」




「迷惑じゃないから」




なんだか不思議な気分。



この人、私を助けてくれただけじゃなくてまた何かあったらって心配までしてくれてる。


一緒の高校に通えたらいいな。
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