せつない恋に気づいて
「あの・・・濡れたまま試験会場行くのどうかと思うのでちょっと恥ずかしいかもしれないですけど、入ってください」




傘を開いて彼の腕を掴んで無理やり傘の中に入れたんだ。


するとすごく照れた赤い顔をして私を見た彼は口元を少しだけ緩めた。



その顔がすごく素敵でドキドキがしばらく止まらなかったんだよね。





「それじゃ、お邪魔します」
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