素直になれなくて。


気がついたら見慣れた僕の部屋のベットと…

心配そうに僕を覗き込んでいる、くるくるとした大きな瞳。

「ありがとう。」

目をそらしながらつぶやいた。


「何いってんの。リタはあたしが守るっていつも言ってるでしょ。」

そう言ってはにかむミアはいつも傷だらけだった。


僕は知っていた。


ミアは強いわけじゃないんだって。


ただ、頑張って僕を守ろうとしてくれている。



だから僕は決めたんだ。
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