カローナ姫の黒猫



そんな中、魔女は決心します。


こんな風に悩んでいてもしょうがないわ。

王子様に自分の気持ちを知ってもらおう、と。

そして、魔女は、すぐさま箒にまたがり、王子様の住んでいる城へ向かいました。


『…いらっしゃったわ』


魔女は、城の廊下を1人で歩いている王子様を見つけると気持ちが抑えきれなくなり、大きな声で。


『あ、あの…王子様、私、あなたのことが好きなんです…!』


そう告げたのです。

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