カローナ姫の黒猫
「…まぁ、否定はしませんけど。あの人は昔からあんな感じなんですよ。自分が決めたことは意地でもやりとおすタイプなんで、全くいつも巻き込まれるこっちの身にもなってほしい」
レインのそんな言葉に思わず苦笑いを浮かべるカローナ。
レインも苦労してるのね…。
と、同情してしまった。
だって、ルイが提案して、面倒事はレインにまるなげして、彼が巻き込まれる…。
そんな現場が、簡単に想像が出来てしまうから尚更だ。