Secret Fetishism【SS集】
食事中もずっと頭の中を占領しているのは、カットソーの中に隠れているあの腕。
触りたい……
抱き締められたい……
指導係として、先輩として、すごく尊敬しているけど。
こんなにも欲望に塗れた感情を持ったのは、初めての事。
「そんなに気になる?」
あの腕だけに囚われていたあたしは、不意に飛んで来た質問に小首を傾げた。
「ずっと見てるよね、俺の腕」
フッと笑った先輩の瞳の奥が、ギラリと輝く。
「触らせてあげようか?」
頷くよりも先に、引き寄せられた手。
布越しに触れた腕は、想像通り逞しい。
「どうせなら、壊れるくらい抱いてあげようか?」
心臓が大きく跳ねる。
イケない予感に、胸の奥が酷く高鳴った――。
END.
触りたい……
抱き締められたい……
指導係として、先輩として、すごく尊敬しているけど。
こんなにも欲望に塗れた感情を持ったのは、初めての事。
「そんなに気になる?」
あの腕だけに囚われていたあたしは、不意に飛んで来た質問に小首を傾げた。
「ずっと見てるよね、俺の腕」
フッと笑った先輩の瞳の奥が、ギラリと輝く。
「触らせてあげようか?」
頷くよりも先に、引き寄せられた手。
布越しに触れた腕は、想像通り逞しい。
「どうせなら、壊れるくらい抱いてあげようか?」
心臓が大きく跳ねる。
イケない予感に、胸の奥が酷く高鳴った――。
END.