ハートフル・アーツ
「取り敢えず…仙湯に投げ込めば良いと思いますよ?」

事情を聞いたヒバリが言う



「そうね。」

ツバメが頷く


「…ああ、そうか。

ヒバリに会ったのも仙湯だったな。

もしかして繋がってるのか?」

幸大が言う


「多分。

私たちもそっち側に行ったことないけど。」


ヒバリが言う










仙湯


「なぜ、居る…」

幸大が言う


「この仙湯の所有者は僕だ。


居ても何もおかしくないじゃあないか。」


胡散臭そうに笑う幸明



「しかし、美女4人とお風呂とは羨ましいね〜。」

幸明が言う


「体の動かぬ幸大を1人にするわけにはいかないからな。」

なずなが言う


「幸ちゃんがこうなった原因は私にもあるから私がお世話します。

なずなさんはいりません。」

ツバメが言う

「私はこの変態が変なことをしないように見張ってるだけです。」

すみれが言う

「私は修羅場が面白そうで。」


ヒバリが言う


「幸大君、君の成長は早い。

だが、君には何度も言うが才能がない。


だから君の体はうまくついていってない。


まだまだ修行を積むんだ。

良いね?」


幸明が言う


「ああ。」


「それから…」

パシャッ…

お湯に手を入れた幸明はタオルを持っていた

「新しいルールだが…仙湯の湯内はタオル禁止だ。


おやおや…体の動かない君は隠せないねぇ。



それから仙湯の透明度も前より上がってる。




ごゆっくり。」


ニヤリと笑って幸明が立ち去った


「お前ら…目を手で覆うのは良いが…指が開いてるじゃねぇか!!」

幸大が言う


「でもお湯は若干濁り湯だからモザイクみたいだけどね。」

ヒバリが言う
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