ハートフル・アーツ
「無理矢理…死ぬまで子供を産まされ続ける。」


壮一郎が言う


「え…?」


「忍者とは幼少から忍者として育てられ、外部との繋がりも少ない。


が、血を絶やしてはならない。




つまりは、一族の男全員に昼夜問わず犯され死ぬまで子供を産まされ続ける。」

「な!?

そんなエロ漫画や同人誌じゃねぇんだから…」


幸大が言う


「古くから忍者とはそういうモノだ。


歴史の研究家に聞いてみろ、もっと悲惨なエロ話を聞かされるぞ?



忍者は我らのように婿養子を取ったりして紡ぐこともしない。



知っているか?

服部半蔵という忍者は自分の娘と孫に自分の子供を産ませた。」


「な!?」


「そのくらい、忍者は血と才能を重視する。



はっきり言ってこれをただのエロ漫画だと思ってるなら深入りしないほうがいい。


これは忍者の世界の伝統であり…君の友達の行く末だ。」


幸明が言う





「政略結婚ならまだ現実味があろうが…政略出産とは些か胸糞悪いな。」


「まったくです、御姉様。

忍者は女をなんだと思っているのかしら。」



声と共に襖が開かれた



「なずな、すみれ!?


聞いてたのか!?」


幸大が言う





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