ハートフル・アーツ


幸大はシンジの布団を使いあずさと並んで眠る


「あずさは本当に良いのか?

俺なんかの弟子なんて…」


「何を言ってるんですか?

師匠ちあれほど闘えて、自分なんかって卑下しちゃダメです!

少なくとも、私は小鷹さんに惚れ込んでます‼」


「な!?

あの…因みにだが…俺の弟子になる上でそういう誤解を招くことは言わないでくれると助かる。」

「?」

「とにかく、弟子なんて初めてだから…頑張るけど期待はしないでくれると助かる。」


「無理です!

めちゃめちゃ期待しまくりです!

ところで、なんで小鷹さんは武術を?

そんなに強くなるなんてきっとスゴい志があるんですよね?」


「いや、単純で人から見たらくだらないかもしれないぞ?」


「聞きたいです!」


「俺は…自分の大好きな…大切な人の隣に立って居たかった。

それだけだ。」

「大切な人の隣に?」




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