ハートフル・アーツ
武神流総本山
幸大たちが広間に出てきた
「幸大君、危ない!」
幸明が叫ぶ
ドゴォン!!!!!
「うおっ!?」
「キャァッ!?」
空から何かが落下して時の門が破壊された
「いったい、何なのよ…」
シェリーが言う
「gateが粉々だよ!」
ジニーが言う
「その前に…二人とも、小鷹が死んじゃうよ?」
あかねが二人の下敷きになった幸大を見ながら言う
「そんな所で何をやってるのよ…」
すみれが言う
「幸大は君たちが爆風で地面に激突するのを守ったんだろう。
そうでなければ、これくらい怪我をしてたさ。」
クリスは肩から腕までを地面との接触で大きく擦りむいていた
「まぁ、幸大は一番先に私を守ってくれたがな。」
なずなが誇らしげに言う
「順番はたまたまだっての。
二人はギリギリ間に合わなかったから下敷きになって守ろうと思ってな。」
幸大が笑う
「えへへ。
幸大が体を張って守ってくれるなんて嬉しいな。」
ジニーが嬉しそうに言う
「ありがと。
さすが私の選んだ男ね。」
シェリーが言う
「で、何があったんだ?」
幸大が立ち上がりながら言う
「門が破壊される未来が見えた。」
時の神が言う
「彼は通常時は予知能力がないんだけど、不可避の未来のみ事前に察知できるんだ。」
幸明が言う
「不可避…つまり、時の門は誰かに壊されたということですか?」
なずなが言う
「その通りだ。
偶然に対して不可避はあり得ない。
ただ、人為的に不可避を作り出された…そちらの方が問題だ。」
時の神はそう言うと徐々に体が透けていく
「門が壊れた以上、ここに長居はできない。
しばらくすれば門は直るが…幸明。」
「心配、いらないさ。
僕はもう君に頼る必要がなくなったみたいだからね。」
幸明は透き通ってない、しっかりと実態をもった愛する人たちを見つめて、とても安らかな笑みを浮かべた
時の神は呆れた顔のまま姿を消した
「君たちも時を越えたんだ、自覚してないだけでかなりの疲労とストレスが蓄積している。
今日は帰って休んだ方がいいよ。」
幸明が皆を帰す
皆が帰り、なずなやすみれも家に入った
「師匠!」
あずさがやって来る
「あずさ、なんでここに?」
「幸明さんに呼ばれました。」
「幸明、いったい…」
幸大が言う
「隠さなくていいだろ?
あの二人を体を張って守ったのに無傷かい?」
幸明が幸大の背中を見るようにあずさに合図した
「師匠!?
服の背中がボロボロでなくなって…それより、ひどい出血ですよ!」
あずさが言う
「あいつらにばれなくてよかった。」
幸大が苦笑する
「一人じゃ帰れないだろ?
それに、仙湯は前回の君への治療の影響でまだ使用できない。
だから、君の弟子を呼んだのさ。
僕は愛する人といちゃいちゃしないといけないから。
気をつけて帰るんだよ?」
「ああ。」
幸大はあずさの肩を借りながら歩きだす
「ああ、それから、幸大君。」
「ん?」
「…ありがとう。」
幸明が後ろ向きのまま照れ臭そうに呟いた
「ん。
師匠思いの弟子でよかったな。」
幸大が言う
「ああ。
君はやっぱり、最高の弟子だよ。」
幸大たちが広間に出てきた
「幸大君、危ない!」
幸明が叫ぶ
ドゴォン!!!!!
「うおっ!?」
「キャァッ!?」
空から何かが落下して時の門が破壊された
「いったい、何なのよ…」
シェリーが言う
「gateが粉々だよ!」
ジニーが言う
「その前に…二人とも、小鷹が死んじゃうよ?」
あかねが二人の下敷きになった幸大を見ながら言う
「そんな所で何をやってるのよ…」
すみれが言う
「幸大は君たちが爆風で地面に激突するのを守ったんだろう。
そうでなければ、これくらい怪我をしてたさ。」
クリスは肩から腕までを地面との接触で大きく擦りむいていた
「まぁ、幸大は一番先に私を守ってくれたがな。」
なずなが誇らしげに言う
「順番はたまたまだっての。
二人はギリギリ間に合わなかったから下敷きになって守ろうと思ってな。」
幸大が笑う
「えへへ。
幸大が体を張って守ってくれるなんて嬉しいな。」
ジニーが嬉しそうに言う
「ありがと。
さすが私の選んだ男ね。」
シェリーが言う
「で、何があったんだ?」
幸大が立ち上がりながら言う
「門が破壊される未来が見えた。」
時の神が言う
「彼は通常時は予知能力がないんだけど、不可避の未来のみ事前に察知できるんだ。」
幸明が言う
「不可避…つまり、時の門は誰かに壊されたということですか?」
なずなが言う
「その通りだ。
偶然に対して不可避はあり得ない。
ただ、人為的に不可避を作り出された…そちらの方が問題だ。」
時の神はそう言うと徐々に体が透けていく
「門が壊れた以上、ここに長居はできない。
しばらくすれば門は直るが…幸明。」
「心配、いらないさ。
僕はもう君に頼る必要がなくなったみたいだからね。」
幸明は透き通ってない、しっかりと実態をもった愛する人たちを見つめて、とても安らかな笑みを浮かべた
時の神は呆れた顔のまま姿を消した
「君たちも時を越えたんだ、自覚してないだけでかなりの疲労とストレスが蓄積している。
今日は帰って休んだ方がいいよ。」
幸明が皆を帰す
皆が帰り、なずなやすみれも家に入った
「師匠!」
あずさがやって来る
「あずさ、なんでここに?」
「幸明さんに呼ばれました。」
「幸明、いったい…」
幸大が言う
「隠さなくていいだろ?
あの二人を体を張って守ったのに無傷かい?」
幸明が幸大の背中を見るようにあずさに合図した
「師匠!?
服の背中がボロボロでなくなって…それより、ひどい出血ですよ!」
あずさが言う
「あいつらにばれなくてよかった。」
幸大が苦笑する
「一人じゃ帰れないだろ?
それに、仙湯は前回の君への治療の影響でまだ使用できない。
だから、君の弟子を呼んだのさ。
僕は愛する人といちゃいちゃしないといけないから。
気をつけて帰るんだよ?」
「ああ。」
幸大はあずさの肩を借りながら歩きだす
「ああ、それから、幸大君。」
「ん?」
「…ありがとう。」
幸明が後ろ向きのまま照れ臭そうに呟いた
「ん。
師匠思いの弟子でよかったな。」
幸大が言う
「ああ。
君はやっぱり、最高の弟子だよ。」