ハートフル・アーツ
バシュウッ!!


ハンマーの幻影が龍の幻影を横から殴ると幻影は消えた


「何だと!?」

クリストファーが驚く


「What happen!?

(何が起きたの!?)」


「武神流奥義…王槌。


ったく、こっちが驚きだっつーの。

拳から龍が飛び出て攻撃なんて漫画かアニメだろ…

てめぇは一歩も動かずに。」


幸大が言う

「気…と言うモノが日本にもあるだろう?

それだよ。」

男が言う



「お前には聞いてねぇっつーの。


それより、ヴァージニアを本気で攻撃したな?」

「ああ。

自分の使命を忘れ情に流された者に罰を与えねばな。」


「あっそ…。


ヴァージニア、なずな…後ろにいろよ。

俺は弱いけど、弱いなりに守るから。」


幸大が構える


「弱いなりに?

それでは守れんのだ!!」

男が言う

「いちいち会話に入ってくんな!!


ウザいんだよ!!」

幸大が言う


「生意気な奴め。

クリストファー…あれで一気に終わらせろ!!」

「はい。


消えろ!!

ドラゴン・アーツの奥義

ドラゴン・ダンス!!」


ゴォォォォォォォッ!!


数多くの龍の幻影が幸大に向かって飛んでいく

「避ければ後ろの2人に当たり、受ければ自分が殺られる!」

男が言う


「ヴァージニアには感謝しないとな。

なずなと師匠…そしてヴァージニアのおかげで2人を守れる力を手に入れたから。」


幸大が言う



(どの攻撃も俺に向かってくる。

なずなにもヴァージニアにも飛んでくる。


その流れを読むだけだ。

こっちに来ない攻撃は読んでも対処できないのは明白。


まったく…本当に強くなってんな、俺は。)
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